すきっ歯を1回の治療で治した症例

19歳/男性
治療前
治療後
治療前
治療後
症状・主訴 前歯のすき間が気になっているので埋めたい。
目安の治療費 33000円×2本=66000円(税込)
(その他に診査料2200円+診断用模型作成料4400円×2本あり)
治療期間 1回(90分間)(ただし事前の別日に診査が必要)
治療法 歯を全く削らない「ダイレクトボンディング」という治療法で、歯の形を作りながらプラスチックを直接接着させていきます。
リスク

【1】審美補綴(ほてつ)治療
主に歯が欠けてしまった場合、歯を失った場合に、人工歯を用いて詰め物・被せ物などで歯を補うことです。
・補綴物には、見た目は白くても金属を含むものもあり、金属アレルギーの原因となる可能性があります。金属アレルギーの方は、治療前に医師にご相談ください。
・補綴治療では歯を削る必要がある場合があります。歯を削る量は、補綴物の素材や治療法により異なります。また、健康な歯を削る必要がある場合もあります。治療前に医師にご確認ください。
・審美補綴では、その種類に応じて治療費が異なり、セラミックやジルコニアなど、保険適用外となる素材もあります。それぞれのメリット・デメリットを確認したうえでお選びください。
・歯の強度・耐久性、噛み合わせなど、悪影響があると判断される場合は、ご希望の補綴物や治療法が適応出来ない場合がありますので、ご了承ください。

※掲載されている症例はすべて、当院で治療を完了した患者さまのものです。症例写真はトリミング(切り抜き)以外の加工等は行っておらず、サイト掲載の許可をいただいたものです。
掲載されている症例はすべて、各患者さま固有の症例に対応したものであり、治療結果を保証するものではありません。

治療の流れについて

初診時

すき間が認められ、審美的にコンプレックスを感じるほどの状態になっています。
全く歯を削っていない状態であり、かつ左右非対称に歯が並んでおり、向かって左側の歯はわずかにねじれて生えている状態です。

診査・診断

診断用ワックスワップと言って完成予想モデルを作製します。これにより具体的な治療後のイメージがわかります。また、すき間を埋めるボリュームが確認できるので、どのような色のプラスチックをどのように詰めていくかを検討します。

プラスチックを詰めていきます

バランスの良い歯の形を作っていくために、様々な器具を用いてプラスチックを詰め込んでいきます。
また、数種類の色のプラスチックを計画的に何層にも分けて詰め込むことによって天然の歯に調和した色を再現していきます。
形を作りながら色も合わせるということを同時に行うのですが、熟練した技術と経験が必要な処置です。

形態修正・研磨仕上げ

計画通りプラスチックを詰め込んだのちに、形の細かな修正を行います。歯の丸みや表面の状態を調和させ、研磨して仕上げます。
60分から90分で処置は完了します。

解説

今回は若年者であり歯が全く削られていない状態の症例です。

某美容歯科では、もしかしたら健全な歯をぐるりと1周削ってしまい、オールセラミックという被せ歯を入れてしまうかもしれません。
確かにセラミックで綺麗に仕上がるかもしれませんが、歯を削るというかなりのダメージと引き換えの結果となります。
19歳という若さで歯を削ってしまっては、まだまだ何十年もある人生においてデメリットが大き過ぎます。

そこで、全く歯を削らない、しかも短時間で治療が完了する『ダイレクトボンディング』を今回は選択しています。
強化プラスチックなのでセラミックよりは強度はやや落ちますが、歯が健康なまま治療が完結するので、長い人生を考えた時にメリットは大きく、その恩恵は計り知れません。

当院では、もちろん治療結果にもこだわりますが、長期的に歯が健康な状態を維持できることにもこだわっています。

ダイレクトボンディングは即日結果が出る処置ですが、その為には精密な診査・診断が欠かせません。
また、その場で仕上げていく処置になりますので、術者の熟練した技術と知識と経験がかなり必要な処置になります。
当院は審美治療を得意としておりますので、是非ともご相談していただければと思います。