歯肉の形を改善した前歯のオールセラミック治療

37歳/女性
治療前
治療後
治療前
治療後
治療前
治療後
症状・主訴 左右の歯の形が違うので治してほしい
目安の治療費 部分矯正5万円+12万円=17万円(税別)(処置費用別途)
治療期間 11ヶ月程度
治療法 部分矯正により歯根の位置を理想的に整え、それに伴い歯肉の形をコントロールをした上でのオールセラミックス治療
リスク

【1】審美補綴(ほてつ)治療
主に歯が欠けてしまった場合、歯を失った場合に、人工歯を用いて詰め物・被せ物などで歯を補うことです。
・補綴物には、見た目は白くても金属を含むものもあり、金属アレルギーの原因となる可能性があります。金属アレルギーの方は、治療前に医師にご相談ください。
・補綴治療では歯を削る必要がある場合があります。歯を削る量は、補綴物の素材や治療法により異なります。また、健康な歯を削る必要がある場合もあります。治療前に医師にご確認ください。
・審美補綴では、その種類に応じて治療費が異なり、セラミックやジルコニアなど、保険適用外となる素材もあります。それぞれのメリット・デメリットを確認したうえでお選びください。
・歯の強度・耐久性、噛み合わせなど、悪影響があると判断される場合は、ご希望の補綴物や治療法が適応出来ない場合がありますので、ご了承ください。

※掲載されている症例はすべて、当院で治療を完了した患者さまのものです。症例写真はトリミング(切り抜き)以外の加工等は行っておらず、サイト掲載の許可をいただいたものです。
掲載されている症例はすべて、各患者さま固有の症例に対応したものであり、治療結果を保証するものではありません。

治療の流れについて

初診時

歯の形が違うのは歯肉の形が違うためです。
どのようなことが原因でこのようになっているか詳しい分析が必要です。

診査診断

理想的な歯の形を検討するために模型を診査した結果、原因は歯根が内側に入りすぎていることでした。
今回は部分矯正治療を行なって歯根を正しい位置へ戻すことを計画に盛り込みました。

部分矯正を行います

歯根を正しい位置に戻し、さらに正しい角度にすることによって歯肉の形を整えます。
歯肉がくぼんでしまっている状態が改善されています。

歯を丁寧に削っていきます。

歯肉の整形を行なった上で、歯肉の状態に配慮して丁寧に拡大鏡を用いて丁寧に歯を削っていきます。
その上で精密な仮歯を何度も調整して、歯肉をベストな状態になるまでコントロールしていきます。

最終的なオールセラミッククラウン

バランスよく左右対称の歯の形を作り上げることにより、色調・形ともに良好な結果が出ました。

解説

1本の歯の治療は簡単そうに見えますが、大変難しい治療です。何故ならば、周囲の組織との完全な調和がなされないと浮いた感じになってしまうからです。
今回は、歯肉の形を部分矯正を用いて改善しています。治療の流れは概ね示してありますが、その裏では非常に緻密な診査診断と先読みした膨大な治療ステップの結果、今回の自然感のある美しさが生み出されています。